細田高砂分会【2017年3月号第84号】
適正賃金と若者が入職できる建設産業へ
未来を開く大集会
2月14日正午、日比谷公園野音で建設労働者の未来をひらく2・14大集会が開かれました。主催者あいさつ、連帯挨拶、国会議員の来賓挨拶などがあり、『現場からの報告』では、埼玉県越谷市の埼玉土建越谷支部が公契約条例が制定された報告と、東京土建江戸川支部の女性が鉄筋工として「日々現場で働いています」と、現場着姿で朗らかに報告。子ども時代から、やんちゃ娘で動き回るのが大好きだった。鉄筋工として働くのは平気だが賃金が低く、適正な賃金の上昇を望みますとの報告だった。
【集会の趣旨と目的】、「依然として低賃金・長時間労働の改善が見られず、若者の入職不足、従って技能労働者の高齢化、離職も増加。日本建設業連合会は、建設技能労働者の賃金水準五百三十万円に向け務めること。34歳以下の若者を中心に90万人(女性20万人含む)の確保に向けて就労環境の改善を提唱します。現状を放置すれば建設産業全体が成り立たなくなります。建設労働者の賃金引き上げに向けて、政治と世論に広く呼び掛け、実現させる「大運動」を展開していきましょう!」パンフから抜粋。
赤のカード【賃金引き上げ】青のプラカード【建設産業の若者育成】を司会者の呼びかけに合わせ三度かかげ、団結ガンバロ―でデモ行進に移りました。約3㌔の日比谷公園から東京駅八重洲口近くまで葛飾支部は宣伝カ―を先頭に八重洲通の繁華街を【建設労働者の賃金を引き上げろ】【建設労務単価を現場までおろせ】【若者が入職できる建設産業を作れ】【ゼネコンは内部保留を吐きだせ】などシュプレヒコールで訴えながら横5列のデモ行進。終点で主催者、土建本部の関係者らが出迎え、宣伝カーが放送をやめても女性群は【消費増税をやめろ】【憲法改正反対】と気勢を上げ盛り上る。参加人員は3千120名と発表されました。細田高砂からは加藤、斎藤、二瓶夫妻、小林の5名の参加。皆さんお疲れさまでした。
青砥駅で宣伝 大増税反対!
2月24日夜、消費税大増税反対青戸駅頭宣伝で東部事務所などと共に土建葛飾支部も署名運動と趣旨を折り込んだテイッシュ配りをやりました。8%でも負担の重い低所得層は10%になったら、もっと生活が苦しくなると思うのだが、若い人ほど「消費税増税反対運動です」と声をかけても振り向いてくれない。
滝沢書記長や他の団体の女性がマイクを持って『増税はきっぱり廃止、年金や給料を増やし、経済が潤滑に回るようにしましょう。パナマ文書で明らかになった課税逃れや、大企業の法人税減税を廃止すれば財源が出てくる』と訴えていました。冷たい寒風が吹くなか、1時間超えてテイッシュもなくなり、終了になりました。
奥戸の阿久津さん、柴又の田中さんなど土建は10名、全体で18名の参加でした。
戦前の特高警察を思い出す暗い匂い 共謀罪学習会
2月14日19時、亀有リリオホールで共謀罪についての学習会に参加しました。講師は東京東部法律事務所弁護士の西田穣(みのる)先生。
共謀罪でなくテロ防止法と言えば大抵の人が必要だと賛成するが、実は共謀罪の事を指して言っているのだそうです。共謀とは【二人以上の者が共同でたくらむこと(広辞苑)。共謀罪とは、その名のとおり、「「たくらみ(話し合い)」を処罰する。」ということです】。政府は呼称として「テロ等準備罪」を使っているが条文の中には「テロ」の表記はなく、「共謀罪」が正式の名だそうです。この法案はテロに関係のない一般市民が何かの相談で集まっても、また組合の集まりなどでも警察の取り調べを受けかねないとのことでこの法案には弁護士会でも反対の声明を出しているとのことです。
また、共謀罪法案は平成15年最初に国会に提出され、その後合計3回提出されたが、いずれも廃案になっているそうです。今度は数で優勢な与党はこの法案を議会で成立させようとしています。戦前の暗い匂いのする「共謀罪」に国民は様々な面で束縛を受けかねないこの法案には断固反対の態度を示すべきです。
学習会の参加者は150名と発表されました。細田高砂分会は斎藤、小林が参加。
カラオケまで飛び出す 賑やかな分会総会 細田高砂分会 総会
3月4日夜、孫悟空で合併後初の分会総会が開催されました。柿沢書記長の開会あいさつに続き小野瀬分会長のあいさつ。28年度は皆さんのご協力により、合併の大きい分会になっても大過なく運営できました。新年度も発展を期してがんばりましょう趣旨の挨拶がありました。議長に加藤さんが選ばれ、総会成立が発表され、事業報告は柿沢書記長。会計報告は岩崎財政部長が急用で欠席だったが、書面ができているので分会長が説明され、2016年5月1日〜12月31日までの決算。予算案も拍手で成立。質疑応答もなくその他の議案、連絡事項も終わり、議長解任、閉会の挨拶も終わり、第2部懇親会に移りました。和やかな歓談があり、カラオケまで飛び出し、にぎやかな総会になりました。最後の三本締めは柴田さんの音頭で閉会に。参加者は41名。
建長会第14回総会 ちょっと難しい記念講演でした
3月4日10時支部会館で開催。徳原事務局長の開会あいさつ。議長選出は私市さんに決まり、横田会長あいさつの後、記念講演に移り、東京社会保障推進協議会事務局長、寺川愼二さんの【今、日本の社会保障になにが起きているのか?】についてのお話でした。憲法25条の「解釈改憲」で「自助・共助」の強制。自助=本人の自己責任、家族の連帯責任、地域住民の共同責任―3つの責任の組み合わせなど。医療、福祉も自己負担の増える仕組みになり貧困層が増え続けている。質疑応答もあったが、難しい問題で理解しがたい回答だった。休憩を挟んで総会になり、活動報告、13期会計報告は山内さんが体調不良で欠席、田中さんが代読する。役員選出は現職全員が続行拍手で承認。代表で横田会長が就任挨拶。議長解任拍手で労をねぎらう。
第2部は懇親会。乾杯の後、お弁当を食べながら、懇談に花が咲く。出席者も世代交代か年年変わる。帰りに全員お花の鉢植えを頂いて帰る。相変わらず滝沢書記長は世話係で奮闘していた。御苦労さま。