堀切分会新聞(菖蒲) 【2016年7月号 第308号】
今年も始まりました無料健診
7月3日(日)、暑い日差しの中でしたが、青戸テクノプラザで今年度初の集団健診が開かれました。取材に訪れた時間が遅かったこともあってだいぶ落ち着いていたのですが、事前の申込者数520名のところ、470名の受診結果となりました。年々、健診を受けた後にがんをはじめとする大病が見つかって治療や手術を受けるケースが増えています。また、土建健診独自のレントゲンの再読栄の結果、アスベスト肺が見つかることも。建設現場に入るために健診・検診結果を提出するからいいやというお話をされることがありますが、「建設現場に入るための健診」は「自分の健康をチェックするための健診」とは別物と思われたほうがいいです。すっかり支部の定番イベントに定着した健診ですが、賃金対策のアンケートや後継者対策分の休憩所(キッズルーム)の運営などの協力があってこそ成り立っているのでしょう。次回は12月4日(日)です。今回予定が立てられなかった方も、家族そろって一年に一度は健康診査を受けましょう。予断ですが、健診後に1階に設けられたプレミアム商品券引き換えコーナーに立ち寄る方もチラホラ見かけましたよ。
人手が足りないよ〜
夏休みに入ると児童館での工作教室の依頼が多くなります。今年も11件の開催が予定されています。その中で堀切分会内では、7月30日(土)午後1時30分から小菅児童館、8月27日(土)午後2時から堀切児童館で、それぞれ銅版表札作りを行います。どちらの会場も児童館恒例のイベントになって、参加児童も増えてきています。お手伝いいただける組合員は不足がちです。手伝える方は、群会議の場でお伝えください。子どもたちの夏の思い出作りにぜひご協力を!
ハガキを書いて補助金を要請しよう!
7月から12月にかけて土建国保も関わっている建設国保の補助金獲得のためのハガキ要請運動がはじまります。組合員一人につき1シート(ハガキ4枚綴り)に要請文と宛名を手書きでお願いしています。毎回、「何で手書きなの? 要請文も印刷でいいじゃない」という声を聞きます。
これは憲法16条の請願権を運用するための法律(憲法付属法)に「請願法」というものがあって、これに定められているからなのです。これには住所・氏名を記載した文書でしなければならないとあります。そして、適式な請願に対しては関係機関に対して誠実に処理する義務を負わせています。そのため、東京都に対して行う要求集会、11月の福祉保険局交渉では東京都側の代表として課長さんが出席され、みなさんの書いたはがきを数枚抜き出して交渉参加者の前で読むことになっています。そして「みなさんのこうした思いを重く受け止めて予算をつけていきたいです」という様な意味の発言をすることで、請願法を守っていますよという表明をしています。毎年多くのハガキがそれぞれの場所に届いていますが、それが役所を動かしています。
葛飾支部全体では、毎回一万通ほどのハガキが集まって提出しています。私一人が
書かなくたって…いやいや、ひとりひとりの力を合わせているから為し得ているのです。1シートを書くのに20分くらいでしょうか。一月に一回、20分のお力をかして下さい。
平和を繋ぐ 〜 平和行進
4月にアメリカ国務長官の広島訪問に続き、5月の伊勢志摩サミット後にバラク・オバマ大統領がはじめて広島に訪れ、謝罪こそなかったものの17分もの永井演説と県下、被爆者との対面という歴史的なことがありました。そんな大きな出来事も真理、広島・長崎の平和祈念式典は新たな意味を持つことになりそうです。毎年行われている平和行進は、西井堀せせらぎパークに7月27日(水)17時45分集合。18時に出発して、青戸平和公園に19時30分到着予定で行われます。
参議院選挙の選挙結果は、自民・公明の過半数以上を確保した結果となりました。今回から18歳以上の有権者が150万人ほど増えたのですが、投票者の半数は自民党に投票したという結果調査が示されたそうです。一方で福島・沖縄では現職大臣が落選するという波乱もありました。鹿児島県知事選では原発稼動反対派の支援を受けた知事が誕生します。来月には東京都知事選が控えています。自民の分裂と野党・複数の市民団体の統一候補が不透明な中で私たち都民の選択肢がはっきりしない状態が、大変もどかしく感じます。